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読書週間(3) ブルーノ・ムラーリの『木をかこう』

ブルーノ・ムラーリの『木をかこう』は絵本なのですが、読んで終わりというのではなく、実際に鉛筆やクレヨンで描いてみたくなるし、ハサミで切ってみたくなるし、針金をひねりたくなるという、なんというか、行動にかき立てる絵本なのです。

表紙の絵はレオナルド・ダ・ヴィンチのスケッチを元にしています。枝分かれの前と後で枝の断面積の合計は同じである、という「枝分かれの法則」をダ・ヴィンチは発見したのです。500年も前に。まずその観察眼にびっくりしました。さらに枝は最初に二つに分かれると、その後も二つに分かれていく、そして幹から離れるほど細くなっていく。これらの枝分かれの法則を知ってから、実際にそれ通りに描いてみると、それらしい木が描けてしまいます。あまりに簡単で笑ってしまいました。そうだったんだ! いや、この爽快感たまりません!

この本を読んでから、外に出て実際に木を眺めてみると、今まで見ていた木がこれまでと違って見えました。

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