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amazonのレビューを読んでいて作文について考えた

嫌われる作文

作文というと、夏休みの読書感想文の苦しみが頭に浮かび、気乗りしないという生徒は多いでしょう。作文についての指導もないままに、本を読んで原稿用紙3枚に感想を書きなさい、などと投げ出されたのでは子どもにとって苦痛になるのは当たり前です。ネットでは読書感想文テンプレートなるものが登場し、空白部分に文章を投げ込むだけでそれなりの作文が出来上がるというサービスまで飛び出しましたが、これを使うと誰でも似たり寄ったりの作文になってしまいます。挙げ句の果てにはメルカリで作文を販売するものまで現れて、いかに子どもたちが作文に苦しめられているかが分かります。

おそらく読書感想文というテーマがよくないのだと思います。実は読書感想文というのは、自分がどんなふうに感じ考えたかということを客観的に捉えなければならないので、自己を見つめる力が育っていないとなかなか難しいものなのです。

思い切って、物語のあらすじを200字でまとめる作文と割り切ってしまった方が訓練になるような気がします。子どもの間で大流行しているアニメのストーリーを、誰にでも理解できるように作文するなんてどうでしょう。みんなアニメが嫌いになってしまうでしょうか。

好きなものを紹介する作文

欲しいものがあると、アマゾンのレビューを読んで購入する商品を決めることがあります。そんな時、購入を尻押ししてくれるレビューというものが確かにあります。具体的で、メリットとデメリットが併記されていて、使用環境が書かれているもの、結果として人の購買意欲をそそってくれるレビューというのは立派な作文です。自分の大切にしているものを他の人にもお勧めする作文というのはとっつきやすい作文ではないでしょうか。それが本だったらビブリオバトルになります。

自分の言いたいことを誤解を招かずに、うまく相手に伝えられるか、という観点で文章を訓練することがきっと大切なのだと思います。

「こんなふうに」をあえて言葉にする

最近は料理の仕方も映像で理解するようになりましたが、料理のレシピを作文にするというのも面白いと思います。時間軸に沿って書くということだけでなく、細かな作業の内容をあえて言葉にする訓練です。「こんなふうに」という言葉が使えないところがミソです。

警察官に整然と報告する

目の前で起こった交通事故を目撃したら、それを正しくお巡りさんに伝えなければなりません。言葉で伝えるわけですからこれも立派な作文です。これがひどければ、まちがった人が裁かれてしまうかもしれません。作文というのは大事なことなのです。

描写する力・・・相手も自分も

子どもたちを小説家にする教育は不必要ですが、実用的な観点から言えば、目の前のものや・事を的確に描写する能力は訓練できます。目の前のものや事を的確に表現できるなら、自分の心や頭の中を客観的に捉えることもできるはずです。作文は自己省察力とともに鍛え上げていくものです。

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