昨日は、休校期間の過ごし方として、家庭内でスマホやテレビのルールを話しあってみませんかということを書きました。本日はその続きです。
お手伝いの話です。ご家庭ではお子様にどんなお手伝いをさせていますか? お手伝いは、子どもたちを成長させる有効な手段です。できることなら、あまりに簡単にできることよりも、それをやらなかったら家族みんなが困ってしまうような重要な家事を分担させることをお勧めします。休校期間中は、子どもたちは毎日家にいることになるわけですから、洗濯物を取り込みたたむとか、お米を炊くとか、犬の世話だとか、食器を洗うとか、それぞれの家庭の事情に応じて取り決めておくと良いと思います。
お手伝いという名の家事の分担をすることで、まず第一に他人のために自分が何らかの役に立っていると子どもは感じます。そして第二に、任された仕事を効率よく行うために工夫しようとします。これらが相まって、子どもたちは自分を取り巻く世界を見る目を広げていくのです。小さな子どもほど、お手伝いを嬉々としてしてくれます。お子様が家事をしっかりこなそうとしてくれたら、「よくやった」ではなく「ありがとう」と言ってあげましょう。
休校期間だけの話ではありません。いつだってそうなのですが、1日の中で学習を始める時間を決めておくことは重要です。どれだけの時間学習するかということよりもある意味大切かもしれません。スマホルールにしても家事の分担にしても、全てに共通しているテーマは「習慣」なのです。そして「習慣」にするために必要なのはちょっとした「意志力」なのです。
例えば、体脂肪を減らすためにランニングをするとします。1日おきに走ると決めても初めのうちはなかなか苦痛に感じるものです。ところが2週間3週間続けていくと苦痛はなくなり、毎日走らないと気持ち悪いと思うようになります。習慣になってしまった習慣的行為はもはや習慣とも言えないものになってしまうわけです。
勉強というのは習慣として考えると良いと言います。好きだからやるとか嫌いだからやらないとかというものではなく、習慣としてやるものだととらえるのです。初めは意志力が必要です。ある時間になれば何はさておき机に向かうという行為を頑張ってみるのです。自分一人で無理そうならば親が手伝ってあげます。ある時間が来たら机に向かうということができたら、とりあえずOK。公文の宿題を頑張ったなら、たとえ短時間でもよしとします。こうした小さな積み重ねができるようになれば、自ずと勉強時間も増えていくと思います。
さて清門西教室の生徒の皆さんには、3月2日に手帳風のプリントをお渡ししました。休校期間の自分の生活を時間軸に沿って記録してもらうことにしました。これは未来のことを書く予定表ではありません。過去の事を記録する手帳です。
この手帳風プリントについては、次回詳しく触れたいと思いますが、子どもたちに必ず毎日、最低限記録してもらいたいことは、①起きた時間と②寝た時間と③勉強を始めた時間です。これらを3点基本行動時間と言います。手帳風プリントには時刻を表す数字が書かれていますので、その数字を◯することで記録とします。毎日記録するという習慣を身につけてもらうのですが、そのためには時刻を意識したり、自分が何をやったかを客観的に見つめ返すという作業が必要になります。実はそれこそがこの手帳風プリントをお渡しした理由なのです。
次回は清門西教室の手帳の試みについてお話しします。