私の友人には小学生低学年の女の子と幼稚園に通う男の子がいます。先日お宅にお邪魔したときに本棚の「子育て本」に目が止まりました。かなりの量の本が並んでいたので、許可をもらって写真を撮らせてもらいました。

本屋さんの本棚のようですけれど、個人宅の本棚です。実はもう一段本が並んでいました。この手の本には流行りと廃りがあります。今はどんな本が売れているのか私には分かりませんが、興味深いタイトルの本が並んでいます。「叱り方」「つい怒ってしまう」「ガミガミ」「叱りすぎ」などのキーワードが目を引きます。お母さんのなんらかの自覚があるのでしょう。「集中できる子」「頭のいい子」「自立」「待てる」「ガマンできる」「やり抜く力」・・・母親が子供に求めているものを出版社はよく分かっておられる。
この手の本には絶対的な正解というのはありません。しかしこれは!と思うアイデアが見つかり安心することがあります。あるいは自分が心配しすぎだということに気付かされ安堵することもあります。だから、なにか気になるテーマがあったら手にとって読んでみると良いかもしれません。大人でも自分を客観的に見つめられないことがよくあります。ガミガミ子供に叱っている自分の姿をビデオに録画して見てみれば、赤面するかもしれません。でも一番大切なことは、本だけに頼らずに、誰かに話して心配を聞いてもらったり、なにかアドバイスをもらったりすることではないでしょうか。素晴らしいアイデアは意外にも身近なところに転がっているものなのです。