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私たちは大抵、彼岸花が咲いていることにある日突然気づく

とても気持ちの良い天候でした。道端には彼岸花。でももうピークは過ぎているようでした。

学生時代、キャンパスの一角で大木の根元付近に数十個の球根がひとかたまりになっているのを見つけました。なんだろうと気になったので、10個ほどをスコップで掘り起こし家に持って帰りました。植木鉢に入れて育てていると、やがて球根からアスパラガスのような鮮やかな緑色の茎がニョキニョキと伸びだしました。葉っぱはありません。元気のいい植物だなと思って眺めていましたが、ある日突然、赤い花を咲かせました。そこでようやく球根の正体がわかりました。彼岸花でした。このようなわけで、私たちは大抵、ある日突然彼岸花が咲いていることに気づくわけです。盛りを過ぎて、茎がしなだれだすと、地面から葉っぱが現れます。オリヅルランのような細長い葉っぱです。枯れた彼岸花など誰も興味を示しませんので、それが彼岸花の葉っぱだと誰も気づかず冬になります。

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