
『分解! 日用品・自転車を分解してみると!』(技術評論社)は名著だと思います。
内容はもちろん分解です。
こんなものを分解します。
・玄関ドアロック
・アルカリイオン浄水器
・トイレ給水槽
・消火器
・体重計
・目覚まし時計
・電動歯ブラシ
・電子体温計
・自転車
なかでも圧巻なのは自転車の分解で、本書126ページ中、何と56ページが自転車、それもママチャリの分解に当てられています。著者曰く。
本書の冒頭で説明したように、分解とは元に戻すことなど考えずに、とにかくバラバラにすることです。その考えに沿ってここまでいろいろなものを分解してきました。そのほとんどは、どこかしらを破壊するなどして修復不能の状態です。 しかし本書で分解する自転車は、これまでの日用品とはちょっとちがいます。というのも、自転車は、パーツを何一つ破壊することなく完全にバラバラにできる珍しい日用品なのです。またそのパーツの多さは分解の醍醐味を存分に堪能できます。 さらに分解した後はプラモデル感覚でもう一度元どおりに組み立てることができます。
『分解!』P72より
とにかく取り憑かれたように徹底的に分解します。ペダルを取り付けるクランク、サドルまで分解。自転車のしくみがよく分かるので、結構役に立ちます。決して捨てられない本のひとつです。
2005年6月に発行された本で、残念ながら、今は品切れです。
