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部活動の枠を超え出る能力をどうすれば持てるようになるのだろう?

金曜の夜に中学生の息子が言うそうです。
「ああ、あした部活かあ」
よし、あした部活だ、張り切っちゃお、ということではなく、ああ、あしたも部活か、めんどくさいな、という嘆息なのだそうです。部活動って結構負担が大きいですよね。

平成30年にスポーツ庁が出した「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」によれば、
・学期中は、週当たり2日以上の休養日を設ける。(平日は少なくとも1日、土曜日及び日曜日は少なくとも1日以上を休養日とする。週末に大会参加等で活動した場合は、休養日を他の日に振り替える。)
・ 1日の活動時間は、長くとも平日では2時間程度、学校の休業日(学期中の週末 を含む)は3時間程度とし、できるだけ短時間に、合理的でかつ効率的・効果的な 活動を行う。
となっています。

しかし、実際にはそれ通りにはなっていません。コロナの問題があり、部活動は結果的に縮小されましたが、経済活動の再開とともに復活した部活動はまた元どおりの状況になりつつあるようです。

先生の部活動の負担を減らすために、部活動の一部を地域のスポーツクラブに代替させるという一見ナイスな試みも進んでいますが、色々抜け穴もあるようです。知り合いのご主人が中学校の先生で野球部の顧問なのですが、土日はほぼ部活動という状況は変わっていないそうです。というより、部員を他の指導者に預けるなどもっての外らしく、野球部員の熱心な保護者によって”自主的な”野球のチームを作り(作ったことにして)、そのチームに顧問がボランティアで教えに行くという体裁を作り指導を続けているそうです。まるで脱法行為に生徒・保護者を駆り立てているようなものです。

部活動の問題は難しい。
・教師という労働者の労働時間の問題
・生徒たちの負担の問題
・学校教育の中の部活動の位置付けの問題(あくまでも課外活動のはずなのに)
・生徒の自主性・自発性の問題
・部活動以外の選択の問題・・・・
考えるべきことが多岐にわたっていて、どこから手を付けていいのかも分からないくらいです。

単純に言って、今学習指導要領も大きく変わり、教育全体が大きく動いている中で、指導要領には一切規定のない、だから課外活動と呼ばれている部活動だけは何も変化しないというのは何だかおかしな話です。例えば夏には水泳を頑張り、冬にはサッカーを頑張りたいという選択がなぜできないのでしょうか? あるいはそもそもスポーツなり文化活動を学校単位でやらなければならないのはなぜなのでしょう? どうして全員が必ずどれかの部活に所属しなければならないのでしょうか? 実は世界全体で見ると、学校単位の部活動がある国はかなりわずかなのです。 諸外国ではすでに実現できているのに、なぜ日本では不可能なのでしょう?

部活動の中で能力を発揮できる生徒はその限りでとても幸運です。一方で部活動の枠には収まらないようなユニークな個性にも着目したいと思います。言ってみれば部活動が不要な生徒というのでしょうか、とても魅力的ではありませんか。そのような光る個性が、今、少しづつ出始めています。枠を超え出る能力を持った子どもたちがもっともっと増えていけば、日本はもっとよくなると私は信じています。

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