先日、建築家の安藤忠雄さんの記事を読みました。テレビにもよく出ているようです。大阪府中之島に彼が設計した「こども本の森」が7月にオープンしたからですね。コロナ の流行があり、開館がずっと遅れていたのでした。
安藤氏は今月13日に79歳になられました。病気の治療のため、胆のう・胆管・十二指腸・膵臓・脾臓を摘出した身体だといいます。それでも元気に歩き、話していらっしゃいます。立派に現役です。驚きました。死を受け入れる準備はされているようです。独学で建築を学び、芸術的な建築を次から次に世に送り出し、世界的に名を知られるようになったひとりの日本人の、およそ測り難いパトスをひしひしと感じました。
未来を担う子どもたちのために熱い思いを込めて誕生した「こども本の森」を近い将来訪れてみたいものです。