ソニー生命保険株式会社(ソニー生命)が3月初めにに実施した「子どもの教育資金に関する調査2020」はなかなか興味深い調査です。
特徴的なところを簡単にまとめると、親の6割半が「子どもの学力や学歴は教育費次第」と感じており、親の6割強が「老後の備えより子どもの教育費にお金を回したい」と希望しており、親の7割強が「早期の知育や英才教育は子どもの将来のために重要」と考えている、となります。
現在大学生以下の子どもがいる20歳以上の男女がどのように子どもの教育とお金の問題を考えているかに興味のある方は目を通してみるとよいかもしれません。
もちろん、どのように考えているかということは、どのように考えるべきかということとは違います。この手の調査は、意識の部分より実態がわかる部分に着目すればよいかと思います。
例えば、おこづかいはいくらぐらい渡しているか、習い事にいくら消費しているか、子供の教育のことで夫婦でよく喧嘩をするか、といった項目です。
実態調査は実態調査でしかなく、どうすればよいかという方針は出てきませんが、お父さんお母さんの子どもの教育へのかかわりを考える一つのきっかけになるかもしれません。