本日、ねむの木学園からの手紙が届きました。夏の暑さが遠のき、ようやく秋らしい風が吹く頃、毎年届く手紙。学園の秋の運動会と、来年のカレンダーのお知らせの手紙です。
ねむの木学園からの手紙のことは、昨年もこのブログに書きました。
ただ、昨年と違うのは、学園の創設者である宮城まり子さんの筆跡ではなかったということです。宮城まり子さんは3月21日に永眠されました。代わって、「ねむの木学園 子ども一同 としみつ つとむ」の署名の手紙が同封されていました。

「ほんめとしみつ」「ほんめつとむ」と検索すれば彼らの素敵な絵がたくさん出てくるでしょう。ねむの木学園を象徴する「子どもたち」なのです。(これは余談ですが、宮城まり子の本名は本目 眞理子といいます。としみつ、つとむ両名は養子なのかもしれません)
宮城まり子さんは誰にも真似できないような社会事業を成し遂げましたが、もともとは歌手で俳優です。私の夫曰く「フェリーニの映画『道』の中に出てくるジェルソミーナを日本人が演じるとすれば宮城まり子しかいない」のだそうです。
子どもたちに関係するところで言えば
◉「まんが世界むかし話」・・・これは1976年から79年にかけてTBSで放送されたアニメです。・・・現在amazon prime videoで全127話(245エピソード)が見放題です。
◉「モモ」・・・これは1984年のNHK制作のラジオドラマです。いうまでもなくミヒャエル・エンデの作品のドラマ化です。この中でモモの役を演じているのが当時58歳の宮城まり子なのです。音源がYouTubeに(無断で)アップされています。「モモ ラジオドラマ」で検索するとすぐ見つかります。私はラジオドラマが大好きなのですが、物語を耳で追いかけるというのは、子どもにとってとても良い経験になると思います。
ねむの木学園からの手紙がきっかけで今日はいろいろなことを考えてしまいました。宮城まり子さんは本当に魅力的な人だったのです。